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ようこそ 両親閣東京別院へ
皆さん、180石3升5合と云う数字を、お聞きになったことがございますか?これは宗祖日蓮大聖人の御書【刑部左右衛門尉女房御返事】の中に『されば母の乳を呑むこと実に百八十石三升五合なり』と仰せられてます。私ども生後、母より授乳された乳の量であります。ちなみに、現在の牛乳の価に換算しますと約九百七十二万円強となります。この授乳がなければ私どもはこの世には存在してないわけです。さらに這えば立て、立てば歩めの親心さらに、幼稚園・小学校・中学校そして高校・大学と一人前になるまでの養育費を考えたら大変な高額になると考えられます。かかる大恩を私たちは、御両親より受けています。その恩を知り、その恩に如何に報ゆべきか.大聖人示し給う知恩報恩の教旨の根元であります。想い起こせば、大聖人御歳52歳(文永11年5月12日>1274)身延山中御隠棲の身と成らせ給い望郷の念と父母への思慕止み難く奥の険峻50丁を攀登り給い東遙かに房州の空を拝す。後年田中智学居士この険峻を登山し感動のあまり詞を遺す。
「風雨九年五〇丁嶮しけれども孝の道 東遙かに故郷の父母のみ墓を空に視て 天地に満つる感涙のその一滴の潤いは 久遠の慈悲と流れきて 世の命ちとぞなりにける」
真に九カ年御遙拝の霊地は安房小湊・妙日山妙蓮寺両親閣を大孝根本霊場とする所以であります。因みに昭和42年8月15日、日蓮宗より宗門史蹟としての指定を受ける。当院はその東京別院として布教の最前線にあります。
この度ホ−ムペ−ジを開くに当たり、73歳の老躯に鞭打ち、大聖人示し給う崇高なる孝道精神に恩山の一塵、徳海の一滴たりとも酬いられたらと愚考し御挨拶に変えさせて頂きます。
合掌両親閣東京別院、給仕 遠山 観貞
(挿絵 【思親登山】 田中三省画伯 画)